飛騨の家具

580先日、「日進木工」のショールームに行ってきました。

とても軽くて丈夫、なおかつデザイン的も優れている家具だと思いましたので、今回はこちらをみなさまにご紹介させて頂きたいと思います。

581「日進木工」と「宮大工」
日進木工とは、今年で創業69年になる岐阜県高山市の家具メーカーです。その原点は、1300年前「飛騨の匠」と呼ばれていた職人たちです。

その昔、年貢を納める義務があった時代、四方を山で囲まれた飛騨高山の地は十分にお米がとれませんでした。そのかわり、飛騨の地は宮大工の職人を育て、中央(京都)に派遣することで年貢の代わりにしていたという歴史があります。宮大工とは神社や仏閣を造る職人たちのことで、飛鳥・平城京・平安京の都で培った技術と技が飛騨高山には脈々と受け継がれており、現在の家具製作にも使われているそうです。

日進木工の椅子に使われている「角ホゾ構造」、テーブルに使われる「三方角留め」などは宮大工の代表的な技術だそうです。

583日進木工のデザイン

また、デザイン面にも早くから力を入れてきました。昭和38年、現会長がデンマークを視察した際、自社デザインの開発と北欧モダンスタイルが日本の住宅にマッチすることを直感し、帰国後ただちに自社デザインの開発に着手しました。

日進木工の商品から「北欧のデザイン」を感じられ、温かみがあるのは古くから北欧デザインと正直に向き合ってきたからだと言えます。

587実際に日進木工の椅子に座ってみると、背もたれ部分のカーブや背中にあたる位置がとてもちょうど良く、すわり心地がよいと感じました。曲げ木によってフィット感を高めているそうです。

椅子の重量も、写真の軽量チェアなら約3.4㎏と、とても軽いので椅子を引く際に負担がかかりにくく、掃除の際などにも移動しやすいと思いました。

また、ダイニングテーブル等の天板は主に一枚板で出来ており、厚みがそれほどありません。私の悪い癖なのですが、椅子に座るとすぐに足を組んでしまいます。そのため、よくダイニングテーブルの裏に補強の為の板が仕込まれていると、足を組む際に当たってしまうのですが、日進木工のダイニングテーブルでは、足が当たりませんでした。(座る方によって違うと思いますが)

細部にわたってよく計算されていて、木部の曲線部分など手触りも良く、構造的にも丈夫なので、座面の布を張り替えれば長くお使い頂けると思います。家具は一度買ってしまえば、買い替えることもめったにないのでは? 安価なものも出回っているかと思いますが、座り心地や丈夫さ、見た目のデザイン等を考えると、いいものを長く使用するのも、いいかもしれませんね。

プランナー 山室