湿気対策に!内装仕上・建材による対策と、設備による対策をご紹介

知っていますか?ジメジメ湿気は住まいと健康の大敵です。

住まいの寿命を縮める湿気

 天気の悪い日が続くと、悩みの種は洗濯物。さらにPM2.5などの大気汚染の問題もあり、部屋干しする方が増えていますが、気を付けたいのは湿気です。干す前の洗濯物5kgには約3リットルの水分が含まれ、部屋干しすると湿気となって室内に放出されます。大量の水分が室内に放出されることになり、平均して約10%ほど部屋の湿度が上がると言われています。湿気は不快なだけでなく、カビを誘引したり柱・根太などを腐らせて家が傷む原因を作ったりします。

 カビは壁の裏など見えないところでもエサとなってダニを増やしたり、胞子を飛ばしたりすることでアレルギーや呼吸器疾患のもとになります。湿気自体も関節炎、神経痛を招くと言われます。気密性の高い現代の住宅は従来以上に換気など湿気対策をすることが必要です。炊飯器のスチームや鍋料理の湯気など、リビングは気づかないうちに湿度が上がりやすい場所。湿気対策はお風呂場だけでなく、住まい全体で考えましょう。

アレルギーや関節炎の原因にも

  Ⅰ. 内装仕上・建材による対策

ご自宅で手軽にできる除湿の方法として、新聞紙や除湿剤(シリカゲルや塩化カルシウム)などがありますが、ここではリフォームする際のおすすめ建材をご提案させていただきます。

■壁材 エコカラット/LIXIL さらりあーと/DAIKEN

「エコカラット」は、室内の湿度が高くなると湿気を吸収して湿度を下げ、湿度が低くなると湿気を放出して潤いを与えます。「さらりあーと」も同じ機能。調湿効果に優れた建材です。

図1図2図3

 

■壁材 クールジャパンプレミアム/朝日ウッドテック

デザイン性にも優れた木材メーカーからの壁材。水分を緩やかに吸収放出し、室内の湿度変化を抑える働きがあります。

図1図4

■壁材 珪藻土(けいそうど)

珪藻土は植物性のプランクトンの化石で、湿気を吸収し乾燥時には放出します。DIYでご自分で塗ることもできるため、自分流の素敵な空間に代わるかも?

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■床材 フローリングは無垢材を 

無垢材とは一枚板のこと。湿気の多いときは室内の水分を吸収し、室内の湿度を適度にコントロールします。

図6

■床下 床下の工夫

湿気は床下から上がってくることも多いのです。コンクリートのべた基礎にしたり、防湿シートを敷いたりすることが有効です。ただし、防湿シートは隙間なく敷くのがポイント。また、床下用木炭を敷き詰めるのも良い方法です。

図7

Ⅱ.設備による対策

エアコンや据え置き除湿器以外の、湿気対策に役立つ設備商品をご紹介いたします。

■換気扇

換気扇には臭いの排出だけではなく除湿の機能があります。高温多湿の季節は全熱交換型タイプがおすすめです。リビングや和室向けに、美観を損ねない換気扇が出ています。さらに、壁面に取り付けるタイプに比べると、天井に取り付ける方が目立ちにくいです。

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■ルームドライヤー

室内置き型タイプと違い、壁に直接取り付けて湿気を外に逃がす除湿機は運転時の熱が室内にこもりません。水捨て不要だから24間365日連続運転で手間いらず(電気代は1日約40円)。自動運転で乾きすぎず、縦横自在に取り付け可能で、エアコン用の配管穴を利用して簡単設置。エアコンまで入らないけど湿気は気になる・・・というお部屋におすすめです。

図9

 

chottohitokoto浴室はカビが生えやすい場所の一つ。そこでちょっとひと手間、お風呂から出るときに、シャワーで壁や床を洗い流しましょう。水シャワーでカビの原因になる石鹸・シャンプー汚れを流すことが一つ。そしてもう一つ、水シャワーですぐに室内の温度、湿度を下げることによってカビの発生を抑える効果があります。お湯ではなく「水」!ここがポイントですよ~!