押し寄せる機械化の波

d483ebc2先日、近所のレンタルショップでセルフレジを見かけました。スーパーではよく見かけるようになったセルフレジですが、その波はレンタルショップにも来ているようです。

この前新聞で、ファミリーマートもセルフレジ導入を進めるという記事を見ました。確かにコンビニのセルフレジ化は、スーパーと違って一回の購入点数も少ないので、理にかなった方針かなと思います。

ただ、企業努力による合理化という側面がある一方で、人の手を入れないとできないこと、また、人だからできるコミュニケーションも大事だと思います。特にリフォームなんかは住む人の暮らしをデザインすることですから、機械的に最適を決めるのは難しいです。

一般的な経済学だと、人間は常に最も合理的な行動をするという前提の上で理論を展開しますが、時に人間は非合理的な行動をしますよね。それで最近にわかに注目を浴びているのが行動経済学です。これは、人間の非合理性に焦点を当てながら理論を展開するので、非常に面白い経済学です。言ってみれば経済学と心理学を一緒にしたものです。

例えばセルフレジの例で考えてみます。AストアとB商店があったとします。Aストアはセルフレジを導入し、コスト削減によってディスカウントされた商品を販売しています。一方B商店は昔ながらの個人雑貨屋で、値段もほぼ定価です。普通に考えれば皆Aストアで買い物をしますよね。価格も安いしレジもスピーディーです。しかし、B商店は店主が気さくで、本当に気持ちの良い接客をしてくれる人です。すると、コミュニケーションを求める人はB商店で買物をし続けることになります。

極端な例ではありますが、このように人それぞれ重視する価値が違うため、人間の行動はひとくくりにはできない、ということです。こういったことを仕事はもちろん私生活でも考えていると、表面的には見えない一面が見えたり、本質を見極めたりすることができるので面白いですよね。